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第5回人を聴くためのカレッジ

(2019/10/18-20)

●印象に残ったこと、理解が深まったこと、自分の中で起きた変化など

自分が学んできた「聴く」と少し違って、とても日常的な実践的な「聴く」だった。

「人を聴く」ということが、分かっているようで分かっていなかった。

言葉を理解しようとしていた自分に、最後の最後で気付いた。

言葉を発した本体(人)の存在を忘れていた。

「言葉にならない言葉」を聴くという視点がなかった。

まずは、その人をまるごと感じよう。耳だけでなく、五感を使って、、、、

自分の見ている世界は、自分が作り上げているフィクションだということ。自分が、目の前の人に「この人はこういう人」というようにキャスティングし、でき上がっているフィクションの世界。

人を聴くことで見えてくる世界は、フィクションではない本当の世界。

今までの自分の色メガネを外し、新しいクリアーなメガネで、目の前のありのままの世界を見てみたら、どんなものが見えるだろう、とても楽しみだ。

全く違う相手と自分に出会えるかも、、、?(40代女性、大谷正子)

 

事柄、言動に焦点が当たっているときは、その人がよく見えていない、人が不在のやりとりだった。

探究が進んでいくごとに、それぞれが心で感じている繋がりを味わった。その体感が残り、続いている。

コミュニティの方々の事例を話してくれたあと、話してくれた方、登場人物がより身近に人を感じ、その人そのものに触れたような感覚があった。(40代女性、A.Y.)

 

人の話を聴いているとき(聴けなくなっているとき)、自分がいかにいろいろなことにとらわれているかに、改めて気づかされました。

自分の目の前に存在している人の思いをそのまま受け取ることができたら、新しい可能性の扉が開くのではないかと、希望を感じることができました。

しあわせの種は、実は日常の生活の中にあちこちに散りばめれていて、自分が気付いていないだけなのかもしれないと思いました。事例を話してくださった皆さんのように、自分自身の思いや人を聴くということと丁寧に向き合いたいと思いました。(50代女性、N.N.)

 

事例トークはとても日常的なことで、普段は見過ごしてしまう場面を、丁寧に自分を観察していることが聞けてよかった。

日常、モヤっとしたことをそのままにせず、しらべていくと豊かになるのかな。

実際はどうかな?という見方も、事例で聞くことができて、自分の生活の中でやれたらいいな。

聴くことは、自分の中身を聴くことで、相手も聴けるような気がした。今までは、相手を聴こうとして「ねばならない」でやっていることがあったかな。

「聴く文化を育てたい」という弘子さんの言葉を、以前は頭で捉えていたけど、今回はもっと深いところで、「そうだ」と心が動いた感じ。

育っていけば、人が満たされ、それが人に巡って豊かな世界になるな、と感じた。

2日目、参加者みんなで感じた、満たされた心が巡った体験は、消えないな。

うれしかった。(40代女性、N.Y.)

 

日常のほんのささいなエピソード、それを通り過ぎても特に困らないのでは??と自分には思えるようなことを取りあげて、それを探究していることに、なぜ???と疑問がいっぱいでした。

コミュニティメンバーの話を聴いていると、そのささいなひっかかりをていねいに見ていくことで、とてもすっきりと満たされている様子でした。

実際に聴くということを行ってみて、得られたのは、メンバーへの愛しさでした。

何がどうなってそれを体験できたのかは、うまく説明できないのですが、満たされる、自分の本来の温かさに触れる、ワンネスに気づくというのは、特別なことをすることで得られるのではなく、とても身近に体験できるということです。体の中を電気が走るとか、天からメッセージが降りてくるとか、そういう衝撃的な体験ではなく、なんだかよくわからないけど満たされていたという、不思議な体験でした。

それは、とても地味なことだと思いますが、この積み重ねが自分を変えていくのではないか、自分が抱える不安の解決につながるのではないかと感じています。

相手に対して何かひっかかったとき、自分が変わることを余儀なくされることもありますが、これができると、自分のこだわりのようなものが、すっと溶けていくようで、無理せず、変化していくことも感じました。

気づいたら、自分が変わっている、本当に地味なのかもしれないけど、だからこそ、実践しやすい→仲間が増える→心地よいスペースが増える、とつながっていくのかなと思います。

そして、これらは一人で解決していくものだと思っていたけど、仲間とやっていくことだと聞き、気持ちも楽になったのと、これからが楽しみになりました。(40代女性、S.A.)

 

日々顔を合わせる大切な家族、シェアメイト、仕事のメンバー、地域コミュニティの人達とのコミュニケーション。もっともっと日々の中で、幸せな時間を味わいながら進んでいける。人を聴くことが、日常の中に当たり前に増えていったら、今より更に望む暮らしに繋がっていくように感じました。人が集うと、いいことも悪いことも色々あるよね、、、と我慢することを当たり前として進んでいく。時に、人が離れていく。そうじゃなくって。コミュニティー、会社、組織など人が集う場で、人と人が、本質的に満たされながら前に向かっていく。そんな社会づくりをしていきたい。という願いをもって、人を聴くためのカレッジに、3度目の参加を決めた。

大きな変化

「もっとラクに、安心して暮らせる社会を作りたい。」って思ってたんだけど、

・元々、人ってラクに安心して暮らしをしてたんじゃないのか。と感じる瞬間があった。

現状の神戸・垂水のコミュニティでは、まだまだ本当の意味でラクに安心しきって人に委ねられる、そんな暮らしはできない。だから、自分が心の部分で成長をして、聴ける人、実際の世界に焦点の当たる人になることで、そういう地域社会、コミュニティへと成長していける。今は、それをやれる人がいない。だから、そういう人が育つ環境を作る。そしてそんなコミュニティができていく「今はない」そんな風に思い込んでたなー。

元々は、ラクに暮らせるんだ。不安なんて、元々はないんだ。実際の世界には、喜びが溢れてるかも。

ない ではなく、元々はそうだったのか。そうか!あるんか!!とふと感じた。

鈴鹿で暮らす人たちの変化。培われてきた文化。その中で、人がどんな風になっていくのか。それを事例トークの時間に見聞きして、感じ、より一層、サイエンズメソッドへの確信が深まった。もっと勉強したい。

あとは、改めて聴けてないなー、という自分の現状を知った。

垂水にいるときは 「できてない!」 と焦るような気持ちがあったんですが、それが減ったかな。

自分の心のクセを知る。自分にはこんな所があるんだなー。って眺める。観察する。

実際のもの と フィクション が切り分けられる。くっきりと分かれて見える。

そんな知性を改めて育てていきたい。聴く文化、を神戸でも育てていきたい。(30代男性、井上考史)

●疑問に思ったこと、質問したいこと、これから理解していきたいこと

 

・心地よい場

・みながそのままで調和していく世界

これらを理解していきたい。(40代女性、大谷正子)

 

聴けない私の状態になるのは、なぜなのか?

人をどう見ているのか?

を、その時々に観察してよく見ていきたい。(40代女性、A.Y.)

 

自分自身について、理解を深めたいです。(50代女性、N.N.)

 

なぜ、人を聴くことで、自分が満たされるのか、こだわりが消えていくのか?

まだ、頭の中が整理できません。これを解明していきたいです。(40代女性、S.A.)

 

自分の状態をつかむこと。

相手の本当に伝えたかったことに、自分の心が向かうようになること。

実際はどうだろう?そこを知りたいな、って想いが湧いてくること。

一歩ずつ、進んでいきたい。深めていきたい。(30代男性、井上考史)

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