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第2回参加者レポート(2016/2/19-21)

◆吉田光晴(30代男性)

 

資本主義社会の中での“会社”と、人が幸せを感じる組織とは私は別物と思っていた。

おふくろさん弁当はアズワンコミュニティの中で営業しているから成り立つものであり、私の経営している会社には参考にはならないのだろうと思っていた。しかし『人』に焦点を当てて『人の為』の会社を考えた時、それはどこでも関係なく、人のいる所であればどの地域どの組織でも「人の為の会社」に出来るのだと強く思った。

社員一人一人が、携わる人の誰もが自主的に(本当の意味で主体的に)仕事を考え、楽しく働ける気風を作るには、それは企業理念を壁に張り出すことでもなく、社長のトップダウンで動かすものでもなく、社員一人一人がお互いに何でも言い合えるような関係性を構築するのがいいと思う。植物が自分の力で成長しようとするのと同じく、人も自分で成功する、成長したいと思っている。社員のその成長しようとする気持ちを信じて、自分が今経営する会社でも、出来るところから一つずつルールや規制、罰則を少しずつ減らしていき、お互いを縛ることの無い様な繋がりを作っていきたい。

それにはまず私、自らが自分の心を開き、素直に社員に自分の思っていることを話し、また社員の話している言葉のその奥の気持ち、更にその奥にあるものを推し量かりながら話を聴くようにしたい。

業務や仕事上のやり取りだけに囚われずに、社員を「人」として改めて認識し、向き合っていきたい。その一歩を踏み出せれば、おふくろさん弁当の様な「人の為の会社」に近づいていくのではないか。2泊3日の経営者向けカレッジを通して私は確信した。

人の為の会社が全国に広がっていけば、本来やりたくない業務、社会に対して良くない影響を与える企業も減っていき、世の中が自然に良くなり、人が幸福を感じられる社会が実現していくのかもしれない。

「誰もが幸福を感じられる社会」それは夢物語ではなく、一昨年参加したマイライフセミナーに続き、再度強く確信をした。岩手に帰ってからのことを考えると楽しみです。

◆N.Y.(40代男性)

 

会社で,責められたり,とがめられたりせず,誰かと対立することもなく,ストレスや不安・心配なく,楽しく,出退勤も自由に働けて,それでいてお金がもらえ,暮らしていける。こんな夢のような話しは我が国にはあるわけない。というのが一般的な考えだ。しかし,実際,それを実現している会社があるとしたらどうだろうか。

曲がりなりにも人を雇う立場にある者としては,どのような仕組みでそれが成り立つのか,どのような資源があったらそうなるのか,労務管理はどうなっているのか等々興味津々で訪問してみた。

来てみてまず気がつくことは,働く仕組みや資源,労務管理によってそれが成り立つのではないということだ。そして,「常識」とは違う働き方や社員同士の和気あいあいとした雰囲気があることに驚く。それでは,このような幸せな働き方ができる会社の「土壌」とはなんなのか。ここが,このカレッジで探求すべき重要なテーマであった。そしてそれは,人と人とがどのような間柄であるのかという点に尽き,そこが出発点となっているということが次第に明らかになっていく。つまり,どんな仕掛けでもなく,経営者の一方的な働きかけでもなく,ましてや労務管理でもない,働く人同士の,家族のように親しく,気兼ねのない関係性という安心したベースの上で会社の「仕事」が行われ,仕事が成り立ち,働く者たちも幸せを感じ,業績も上がっていくという好循環を生み出しているのだ。

それでは,幸せに働くベースとなる,働く人同士の家族のように親しく,気兼ねのない関係性はどのようにしたら醸成されるのだろうか。この点は,今回のカレッジでもその一端に触れたと思うが,詳細は,今後カレッジを受講する方にとっては,「ネタバレ」となってしまうため記述を控えるが,自分自身にとっては今後さらに検討してみたいテーマともなった。そして,頭の中で検討するだけではなく,実際の職場においても実践してみたいという気持ちにもなった。

人は何のために働くのか,人の本質とはなんなのか。自分自身は,その理にかなった働き方や生き方ができる社会を熱望している。まずは目の前の一歩からはじめてみよう。そういう気持ちを再確認して筆をおきたいと思う。

 

◆W.T.(70代女性)

 

生い立ちが、人格や行動を支配しているだろうことは知っていた。私の父は、愛情は豊かであったが、アルコール依存症で早死にした。長期入院の果てに亡くなった養母。一方、ピアノのレッスンをしている隣家の少女、加えてバレーも習っている。

子どもの頃は、私は橋の下から拾われてきた子で、本当の家は豊かだったと想像していた。貧困と片親の中で生きていた私は、人は平等でないと知った! 

私がこの生活から脱却し、夢を抱いて生きるためには自力で這い上がらないとならないことは分かっていた。足の悪い障害を抱えた兄と二人暮らしの私は、常に兄から人の2倍・3倍努力せよと言われ続けた。夢が描けるには方法は一つ。人一倍の精励だった。私は孤独だった。

 

定時制高校時代から、計画を以って、なすべきことをしっかりこなしていくことを自分に課して生きてきた。人にも無意識にもそれを求めて来ている自分がいた。したがって、今も、スタッフはしっかり課題をこなして欲しい人であり、組織の目標を理解し、実践してもらう存在であった。そこには緊張関係と反発と不信が生じやすい環境で有ったことが、今回理解できたのではないか。しかし、常に叱咤激励していたわけではない。努力や実績には手放しで褒めているし、期待を表明してきた。

しかし、“人のための会社を楽しく実現するためには”では、安心が人の力を最大限に引き出すということを知った。私自身の体験でも、緊張はミスを呼ぶことは知っていたものの、目標を明確に示すべきとの人事管理を私は行っていた!

「母と子の虹の架け橋」の“ママハウス”は、本来、研究職のようなもので、管理になじまないフラットな関係が必要と頭で分かっていたものの、どちらかと言うと成果を求める焦りもあって、命令や指示の傾向であり、スタッフの創造性が発揮されにくかったと、一層アズワンで思った。アズワンでの、おふくろさん弁当の人間関係の持ち方を導入しなくてはなるまい。

 

次いで、釜石の「ママハウス」は現地ママに委ねることとしようか。「ベビーホーム・虹」と「虹の家」の運営は現地スタッフに委ねよう! 「花巻ママハウス」は、“おふくろさん弁当”の関係性形成に取り組もう。そして、私の豊かな日々のため、新たな目標であるシェアハウスを探っていきたい。

 

有難うございました! 盛岡と花巻でお会いしましょう!

◆昌ちゃん(50代女性)

 

人のための会社を楽しく実現する!ということがこの3日間の中で可能であるということを実感できました。

人を大切(大事)にするとは、一人一人が心の中にあるこだわり、執着を手放していかないと自分も人も大切にしていけないこと! 解放できて来た分づつ、人の話も聞くことが出来るようになり、人の心(思い)を聴くことが出来るようになる。これが心の成長なしには可能にならないのだなぁ~と感じ、「お弁当屋さん」は各人が心の成長をしてきて、今の様な状態になれているということだと思いました。

それぞれのペースはあるだろうけど、各人が成長することで私たち岩手(イーハトーブ)の地元でも実現が可能であることを目指していけます。

これから、「調べる機会」を仲間と共に集い!やりたいと思います。

自分の心を調べる(見つめる、内観する)ことなしに、心の成長を進めることは出来ないのなら「やるしかない」と思いました。

 

イーハトーブの地で、私たちもアズワンのようなコミュニティーを実現したい!実現していきたい!と思って、今ワクワクな気分です!やったぁ~

 

このカレッジに参加できてとても幸せです。

スタッフの方々もありがとうございました。

そして岩手でカレッジを開催することを実現したいです。

私もアズワンに来て、それぞれのコースを受けたいと思います。

これからもよろしくお願い致します。

 

◆ひろしちゃん(60代男性)

 

「人のための会社を楽しく実現する」

●1日目のスタディーツアー、おふくろさん弁当、Suzukaファーム、サイエンズスクール

そうは言ってもから  目的の研究会で人のためのが浮かび上がってくる

やることがあるベース 人のためと言ったり、思ったりしても実際は(ベースは)どうか

 

●2日目のスタディーツアー、おふくろさん弁当社長係のプレゼン

「仕事の出来る人」「仕事が速い人」を重宝がると・・・

私が鈴鹿に来て7年、おふくろさん弁当がスタートして8年

人と人が結集して、検討して研究して、ゼロから考え直して

ベースが「人」へ切り換わり、気風が変わって来る様に感動

 

●3日目のスタディーツアー、おふくろさん弁当社員の交流会

里山で一緒だった中島君が、今一番安心した状態かなと言ったのが印象的

・やらなあかんベースから、やりたいベース

・疲れた心からは創造性は生まれない

・圧力をかけない、かからない空気

何だ、自分の今居る空間は安心の空気に包まれているじゃないか

創るの大好きな自分は肩に力が入っていたぞ

・それにしても、岩手メンバーの今後の結集と展開は楽しみだなぁ~

・鈴鹿の里山空間は

  クリエイティブスペース

  芽出る(愛でる)スペース

  完全オープンスペース

  フリースペース

  エンジョイスペース

どれにしようかな、どれもかなぁ~

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