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第5期2回目の感想(2016/2/26-28)

1. 印象に残ったこと、理解が深まったこと、自分の中で起きた変化など

 

何でも話し合える関係は、自分から。

カレッジの前日に、個人で行っている家庭教師先の女の子が、親にも普段言わない、言えないようなことも、何でも話してくれるようになったこと。また、同時に、そこからその女の子も僕のことを聴いてくるようになったこと---それは一体何だったのか、わかったように思う。自分が聴くことを自分なりに試してみようとしていたのだが、向こうが自分に聴いてくれるようになるとは、まったく予想していなくて驚いたということがあった。

カレッジの中で、様々なテーマを調べていく中で、自分がまず相手を聴くと、相手も変わるかもしれないのではないか?という考えに至った時、実際にそうなった例がカレッジの前日に起きていたのではないか、と気付き、その時の経験がより深い学び、気付きへとなった気がして、特に印象に残りました。自分次第で、どんな知らない人とでも、何でも話し合える関係になり得るのではないか、と今は思っています。 

(SY, 20代男性)

 

今まで普段の生活で身近な人と話し合えていたと思っていたが、それは自分の思いの言い放し、感情や主義・主張のぶつけ合い、価値観、知識の押し付け合い、先入観や思い込みでのキメツケあいであったことに気が付きました。これでは人と人とは出会えない、なんて不毛な戦いをやってきたのだろう。人と人とが本当に話し合えるには何が大切なのか、参加者のみんなと話す中に、たくさんの気づきがありました。

・私は普段人と話すとき、相手の話を聴くより、自分が話すことの方が多いのですが、1回目、2回目のカレッジを通して、人の話を聴くことの面白さを発見しています。これからは、自分が話すことばかりでなく、相手の話をじっくり聞いてみたいという気持ちになりました。

(無記名, 50代女性)

 

・4人のコミュニティで生活している人の体験談を聴くなかで、以前は「気持ちを話し合う」ということがどのようなことなのかわからなかったが、「お互いの気持ちを聴き合える間柄の実現」であることが、だんだんとわかってきたというエピソードや、以前は「事柄をどうする、こうするとか、そのことを決めていくことに力を注いできた」が、今は、「お互いの気持ちを出し合う中で、おのずと事柄が決まっていく」という実感があるという話がとても印象的だった。

・4人の話をきいて、グループや個人で、自分の内面を掘り下げていく中で、もともと自分は、「それぞれの個性やペースが尊重され、そのような違いや多様性が生かされる関係性やコミュニティ」が実現されることを願っていて、だからこそ、自分の気持ちが他者から確かめられ、尊重されることを望んでいたが、実は自分自身が相手の気持ちや思いに対して、真剣に関心を寄せてはいなかったことに気づいてしまった。

・つまり、自分がこうあるべきという考えをどう実現させるかという事柄が中心の世界観のままだった。

・コミュニティのあるお母さんと娘さんの話の中で、まずは自分が相手の気持ちを大事にして、相手の気持ちを知ろうとする感覚に変化していけば、おのずと、関わる相手にも影響を与え、お互いに聴き合える関係性になり合っていく可能性、希望の光を感じた。

・そのことを自分のこれからの生活の中で、実証できるのか。またそれが難しい場合、何がまだ邪魔しているのかを続けて探求していきたいです。

(無記名, 40代男性)

 

自分の中の「~べき」「~するのが正しい」がよく見えるようになった。それらにがんじがらめになっていることが明確になってきたので、それに支配されている状態から脱したいという意志が明確になった。

行動や言葉よりも、その「底にあるもの」--気持ち、想い、の方がより大切 =本質的=その人自身=本当の声なのだということがわかった。

まず私自身の「底にあるもの」を見ることをしたい。そして人とかかわる時には、その人の気持ち、想い、(底にあるもの)に関心を持って接していきたい。

(MY,  40代女性)

 

今回は落ち着いて人の話が聞けました。自分の中の深い部分、(潜在意識、無意識)が整ってきて、人に対しての過剰な期待や嫌悪感がない、ニュートラルな状態の自分であれば、話したり聞いたりすることができるのでは、と思いました。

カレッジで体験しているような、話し合うこと、話し合う会は好きだな、と思いました。

(SK, 40代男性)

 

私にとって話し合うべき関係を持つのは、「自分」でした。存在を赦してあげられるのか ← 一生かけたこれからのテーマ ?(かなり困難かも)

郡山さんの、奥さんに対しての感じ方の変化の瞬間が印象的でした。

(NN, 50代女性)

 

参加者の人たちがいろいろな具体例を話してくれたので、コミュニケーションのあり方が、持続可能な社会を作る上でいかに重要か、理解を深めることができました。

(無記名 40代男性)

●その他なんでも

 

そもそも話し合えないものだ、というキメツケ、あきらめが先にあって、真に解決できる課題だとは思っていなかったが、それを解決していく中で、おふくろさん弁当のようなお互いの個性を生かし、高めあえる世界が実現していくという道筋というか、解決していく先に広がる豊かな世界を垣間見ることができた。

多くの人が、到達できる理想像を共有できれば、そこへ向けて希望をもって歩みを進めるきっかけとなると思った。

(無記名、40代男性)

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