第6期1回目の感想(2016/5/20-22)
1. 印象に残ったこと、理解が深まったこと、自分の中で起きた変化など
最初に自分が何をしたいのか、「自分の参加目的」が問われた。うまく答えられなかった。
振り返ると、これが、もっとも重要な問いなのだと思う。
アズワンのやっていることは、人間の【自然農】 なのではないかと、参加したメンバーが言っていた。
個々の人間が、自分が何をしたいのか ということに沿って自発的に行動する。
おふくろさん弁当はこれを企業でも実践できるということを実践している。仕事のための手段として、
人間を用いるという発想を捨てている。「秩序が自由を生みだす」のでは無く、「自由が秩序を生みだす」
という、アナーキズムの思想と親和性を感じる。
夜には持続可能な人間関係とは何か、が問われた。「対話」と答えた。相手を完全には知り得ないものとして、尊重すること。
また、関係を固定化しようとすることは、関係の持続可能を削ぐと考えた。
2日目、江口夫妻のエピソ-ドが印象的だった。ミーティングでの問いは、親しさとは、親しさを阻むものとは? だった。
親しさとは何かという問いについては、「信頼」という言葉が思いうかんだ。
そこには、「特定 の人への閉じた信頼」と、「不特定の人への開いた信頼」があると思う。前者だけではなく、後者に関心があるといった。
親しさを阻むものについては、「恐れ」がまず浮かんだ。他のメンバーは支配、命令、思いこみ、といったことを挙げていた。
支配が機能するのは、支配されるものが、支配するものの命令従うから であり、命令に従うのは恐れるからだ(もしかすると命令するのもまた、恐れるからなのだろうか)
なぜ、恐れるのかといえば、それが恐ろしいものだと思いこんでいるからなのかもしれないが、それが単なる思い込みだとわかっていれば、恐ろしいとは思わない。思い込みを取り除くということが、鍵になるのだろうけど、思いこみが「恐れ」を生みだすのではなく、「恐れ」が思いこみを生みだす。
負のスパイラルがある。
3日目、鈴鹿の里山で、いざこざをどう乗り越えてきたかの話。「自分に水臭いところが無かったか」という言葉が心に残っている。ミーティングでの問いは、再び「持続可能な人間関係とは何か」についてだった。
何をしたいのか、ということについて。「何をしたい」のかと、「何をすべき」と思っているのが、しばしば混同される。何をしたいのか、何をすべきかと、いうことで、偽装 することも多い。この2つを切り分けて、自分が何をしたいのかをよく見ること。今回その重要性にきづいた
「~すべき」は強制を含み、対話を阻む。自分は対話する用意があるけど、相手に何かを強いることは、何も変えないのかもしれない。恐れのこととも関わっているだろう。
(30代男性、J.Y)
①サイフを一つにすることで、色んな壁(制約)を取り外すことができるんだと感じました。
②娘と話し合ってみようと考えます。いい関係を持続させたいと思っています。
③自分達の活動の中にとり入れたいと思ったことが、いくつかあります。 実行できればいいかなと思っています。
(60代女性 N.H)
自分の価値観の見直しが起きました。対人的にも、人間関係でも、不都合をあまり感じていないと思っていたけど、それは自分の気持ちを考えようとしなかっただけで、もしかしたら改善せず、放置していたのかもしれないな----。知り合いのJunさんが、既にこの人は、こういう人なのかも、何を考えているか分らないなーと私はこれまで思っていた。ところがこの短期間で親しみが生まれてきたし、Junさんの対応も変わったと思った。そして、次回参加するYonedaさんとも積極的に話し合ってみたいと思えるようになった。
(30代女性 R.O)
この場、人や社会の本質を探究している人々が作りあげている空間が僕たちにもたらす何か!!
それは、ここで展開される人の本質にかかわる何か!!、とも言えるのか、この場に集う僕たちの根幹に作用する。そして、確実にそれぞれにとって、何かが変わる。無理なく変わる。普段は見てないけど、人が生きていく上で、とても大切なことじゃないだろうか。たとえば、ちょっと楽になる。それって本質に近づくから楽になるのかな?来るたびに“びっくり”する。 風邪で治りかけのまま参加した僕の身体は大変だったけど、・・・きょうは楽になりました。
(50代男性、S.K)
弁当屋さんの店長のおだやかさが印象に残りました。
Joyのからくりは、深いところまではわからないが、興味津々です。
(60代、鈴木)
ここで様々な人間関係を見て、自分を振り返えるチャンスになりました。
「見かけは仲が良くても、お互いの内面はどうだろう。外見だけでは本当の仲は分らない」と、3日目の里山の方が言っていた事が印象的でした。確かにどんなに、自分が考えていても、お互いの思いがあるからこそ、人間関係が成り立つのだから、時々本音で話し合うという事も大切になるのだと思いました。
帰ったら実践したいです。それと、多様性を大切にして、芯はあるけど、柔軟に対応する人になろうと思いました。
(10代女性、H.T)
2. 疑問に思ったこと、質問したいこと、これから理解していきたいこと
お互いの自主性を侵さない、ということを具体的に実現していくための方法。
(50代男性、S.K)
影響力のある人ってどんな人なのか、について知りたいと思いました。
「人間を変えることは難しい」と一般的に言われているが、それを裏返すと、人間を変えることは難しい、実際に変えた人が存在するから、この言葉があると言えます。人間が変わるチャンスを増やす為には、影響力のある人が増えるべきでは?と思いました。
この疑問自体が「影響力のある人が本当に必要か」という疑問を生むな~ なんて考えていたら難しくなってきました。疑問が疑問を生む 世界ですね((+_+))
(10代女性、H.T)
社会を、人に、環境に、優しく、生き易くするには、どうしていいたらいいのだろう~?
(30代女性 R.O)
●その他、なんでも・・・
これから、もっともっと深く考えられるように頑張ります。(10代女性H.T)
アズワンで使っている、生活用品や食材が、一般企業のものだけでなく、繁っている人が作っているものや、持続可能な用品、その先の仕組みがあれば良いなーと思いましたが、これも自分の押し付けなのだろうね~。(たとえばJoyにおいてあるもの、カレッジやサイエンズに参加された方が作っている農産物や加工品、コンポストを取り入れて肥料を作ったり、石鹸を作っている方もいそう。もしくは、廃油で石鹸をつくったり。お菓子も手作り、衣服やアロマなども・・・、日本全国にいるアズワン関係者で自給自足ができたら・・・)
(30代女性 R.O)